(1)甲子園球場の魅力
スポーツ観戦をするのが好きだ。真剣に観るのもいいけど、のんびりとリラックスしながら観戦することが特に好きだ。さらに旅に行った時にスポーツ観戦できると、その街の印象が鮮明に残ることが多い。
今回は阪神タイガースの2軍の試合を観戦に行った。年に6~8試合ぐらい2軍の試合も甲子園球場で開催される。その試合を観戦するのが大好きだ。1軍の試合も楽しいけど、のんびりと観戦できる2軍の試合も楽しい。入場料は1,000円でバックネット裏の良い席に座れる。
いろんな球場で野球観戦したけど、今まで行った中では甲子園球場が一番観戦しやすく野球を見ていて楽しい。ここの球場には言葉にできない魅力がある。
(2)マニアな観客
甲子園球場開催では2軍の試合でも3,000~5,000人ぐらい来場する。何年か前に掛布2軍監督がテレビで「2軍の試合も観に来てください!」とアピールした時には約1万人がきたぐらいだ。
この日は4,000人ぐらいの観客だった。だから当然、売店も出ている。ただ、値段は1軍の試合の時と同じだ。
この日は、藤浪投手が調整で登板していた。1軍のように騒がしくないのでヤジはとても良く聞こえる。みんな気をつかって藤浪投手にはヤジを飛ばしていなかった。一番面白かったのは、「おい、1軍は全然、打てへんねんから2軍ぐらい打ってくれ!」というものだった。
2軍の試合にくるぐらいだから、結構マニアの人が多い。ユニフォームも「31番掛布」のものを着用している人も多い。去年は「17番ムーア」のユニフォームを着ている人もいた。
鳴り物の応援がないので、周りの観客の会話も結構よく聞こえる。数年前に来た時には、後ろに座っているおじさんは、試合の間ずっと株の話をしていた。去年は、後ろにビール売り子の女性の集団が座っていて、「ビールを売るための戦略とか、〇〇さんはスゴイ売る」とかの話をずっとしていた。今回は、前に座っているお父さんが子どもに楽しそうに野球解説をしていた。
◆この日の試合の様子
(3)都市の魅力とは
いくらネットが普及して情報が簡単に入手でき、買い物もネットで簡単にできるようになり、いろんな動画も観れるようになっても、こういうスポーツ観戦、演劇鑑賞、ライブの体験なんかは現地に行かないと感じられないことがある。
こいう文化的な体験、言葉にできないような体と心が感じる体験、そんなことが、これからの都市の魅力を支えることになっていくだろう。いろんな都市を旅すると、そのようなことを強く感じるようになった。(おわり)
観戦日 2019年7月
入場料 1,000円